2人に1人がなる病気に30代後半でなってしまった私のブログ

37歳結婚3年目でガンと診断されました。よく聞く病名なのによく知らない病気との付き合いや日々の思いをツラツラ書いています。

親が来た話としんどかった時の話

1月中頃、実家から親が来る。

このコロナの中でありがたい。

親はとりあえず姿形が激変していない私をみて安心したようだ。よかった。

我が家に来た母親は久しぶりに色々できる!と張り切ってた。掃除、洗濯、ご飯の準備。

久しぶりに母親の料理を堪能した。

お陰様で、体重も戻った。

 

でも、抗がん剤の日から3日はぶっ倒れてるけど、その後3日間は割と元気なんだよね。

コロナじゃなきゃ、2人で出かけたりできたのにと思いながら、大相撲見てた。

 

で、親が来て思ったこと。

やれることは自分でやりたい。

 

癌にはなった。

でも、それが私の全てではない。やれることやりたいし、社会とも関わっていたい。

夫にご飯作ってあげたい。買い物も自分でできる。進行性の癌だけど

私のアイデンティティ=病人ではないのだ、と強く思った。

そう思うと同時に自分が癌患者だとも感じ

夜中、無性に悲しくなった。

何でこんな状況になったんだ!?と。

 

ちなみに、家庭に主婦は2人要らないという言葉どおり

親のいる間は何もしませんでしたー。

そんなこんなで14日間親は滞在。実家の大雪もおさまってきた頃、戻って行きました。

ありがとう、お母さん。

 

1月下旬、抗がん剤副作用が日に日に増していくのがわかる。

チャリ乗ってて坂道でブラックアウトする。

チャリは電動なのに、全く動かなくなる。
階段で、ものすごく息があがる。

脱毛のペースが早くなる。毎日コロコロして自分の髪の毛を処分する。

便秘に苦しむ。もともと便秘体質なのだが、お腹がはり、便秘薬無しでは出なくなる。

 

抗がん剤打って2日は何もできない。ただその日を寝て乗り切る。

病院からの帰宅のタクシー、会話もできない。

最初のころに比べて、副作用が激しくなっているように感じる、いや、なっている。

 

夜中、泣きたくなるってか、この頃はぼぼ毎日泣く。夫にバレないように。

何なんや、これ。できることが、何もない。

どんどん抗がん剤が体の中に溜まっていくのが分かる。

抗がん剤打ちたくない。でも打たないと治らない。

髪の毛が抜けて明らかに禿げているのが分かる。私の場合、カッパスタイルだった。

とにかく、辛い治療始まって1ヶ月。

まだ1か月か、と思うと本当に辛かった。

 

主治医は確実に腫瘍マーカーが下がっていると言うが、本人は副作用が辛いという症状しかなく、そのことを素直に喜べなかった(もちろん、今も実感はなく、あぁそうですかという感じなのだが)。

自分の中の折り合いが付けられず、辛い日々だった。