2人に1人がなる病気に30代後半でなってしまった私のブログ

37歳結婚3年目でガンと診断されました。よく聞く病名なのによく知らない病気との付き合いや日々の思いをツラツラ書いています。

抗がん剤治療を受けることになりました

2020年12月23日、大学病院に向かう。

この頃になると、痛み止めさえ飲めば何してても平気(何もしようがないと言った方が良い)な状態だったので、

ジャンジャン仕事してた。

 

職場には再発&怒涛の検査のことを伝え、治療方針が決まったら休職になるかもと伝えていた。

今まで病気で長期離脱したスタッフもおらず(妊娠出産はあった。でもある程度復帰時期が分かる)、仕事辞めることも考えていたが(夫は迷惑かかるだろうから辞めれば?と)、とりあえず仕事のこと考えなくて良いからと、復帰時期未定の休職扱いとなった。

それもあって、来れなくなるまで仕事します!と遅くまで仕事してた。

 

診察室で検査結果と今後の方針を改めて夫と聞く。

 

腫瘍マーカー:100以上まで上がっている。これを下げたい。

転移箇所:小腸全般、十二指腸、胃の一部、肝臓の一部

卵巣は肥大している。

(ペット検査の画像見せてもらったが、大小様々な白い丸が散らばってた。こいつが癌細胞ってやつか。)

 

抗がん剤決定までの経緯(カンファレンス内容)について

手術だと回復までの時間も早く、取り切れると再発リスクも少ないので、手術の方向で最初は話していた。

ただ、オペチームから転移箇所が多く、取りきれない可能性が高いこと、少なくとも小腸の転移箇所取ると小腸の機能を失う恐れがあると言われた。十二指腸についても臓器の裏にあるので切除が難しいと言われた。

また、コロナ禍でオペが減らされている。しぶまんさんの手術も行なうなら、早くても1月中旬から後半になるだろう。その間も進行し、転移箇所が広がる可能性がある。

これらの理由から抗がん剤の治療を1日も早く行なうことがベストではないか?となった。

 

抗がん剤と癌について

今は良い抗がん剤も多く出ている。私の癌(粘液性)は確かに効きづらい。でも、全く効かないわけではない。また、種類も多いので色々な組み合わせを行なうことで、ベストな抗がん剤を処方したいと考えている(CTで確認しつつ)。

 

開始時期と期間

開始は12/28、その後毎週一回通院してもらい(コロナ禍じゃなけりゃ、最初の抗がん剤は入院予定だったらしい💦コロナめ。)、抗がん剤点滴を受ける。

薬剤を一週目:3種、二週目:2種、三週目:2種で打つ。この3週間を1クールとして6クール行なう。

(薬剤については後日)

 

保険適用外の治療

やはり、抗がん剤効かないことも考えられる。

その際2つ検討したい。1つは保険適用外の抗がん剤の使用。もう一つは遺伝子検査を行なって、それに合う抗がん剤を使用すること。遺伝子検査に回す検体は摘出した卵巣で問題ないそう。

そしてこの遺伝子検査、アメリカで行われたらしい。このご時世、細胞たちは海外行けて良いなぁ。

この辺りは同意書が必要なので夫に渡す。

 

仕事について

とりあえず休職してくださいとのこと。半年は休職かなーと主治医。逆に半年で戻れるのか?と素直に思った。診断書を書いてもらう。

 

12/28について

当日は9時までに病院へ。血液検査、尿検査を受けてから婦人科へ。問診票を書いて(吐き気あるか?はい、いいえ的な)診察を受ける。

血液検査等問題がなければ、抗がん剤のオーダーを通院治療室に回す。そこから私の抗がん剤が作られて、準備ができたら点滴を受ける。

 

抗がん剤、全てセルフオーダーらしいです。

種類もそうだが、何より量が違うらしい。

 

抗がん剤、受けられないことも考えられる。特に白血球、血小板の数値の低下が著しい時(血液毒性というらしい)はお休みになる。

6クール行なうが、休みなく行なえる人はまずいない。しぶまんさんもどこかで一週、もしくは二週お休みになると思ってください。

と伝えられる。

 

言われたこと、質問したこと色々。

抗がん剤治療受けてても痛みがある場合は我慢せずに痛み止め飲んでください。

 

日常生活でなにかを我慢する必要はないです。 

食べてはいけないものもないです。だからと言って暴飲暴食はダメです。

 

ただ、風邪引かないでください&怪我もしないでください(血液毒性のため)。

 

動ける時は散歩などしてください。でも無理はしないでください。

 

副作用抑える薬も色々あります。特に吐き気止めは良いものあるので、辛くなったら言ってください。(抗がん剤治療で太る人もいるんですよ、と看護師さんに言われる)

 

副作用、色々ありますが出方は人それぞれです。脱毛は誰でもあります。だいたい2週間くらいでポロポロ落ちます。

あと必ずある副作用として、血液毒性のことを伝えられる。

 

副作用については28日に看護士からまた改めて伝えます。と抗がん剤治療を受けるみなさんへー的な冊子を渡されて、この日は終わった。

 

私の癌、治るのかな?ステージっていくつなんだろ。めちゃくちゃ考えたけど、考えたとて何も変わらないよなとも思い、診察室ではこのあたり一切聞かなかった。

 

病院を後にして、夫と職場に向かう。

今後について説明をする。とりあえず、治療方針決まって良かったねと言われる。仕事は27日まで。その後は休職になった。

 

帰りの車の中で、実家に電話する。

大丈夫だから!今元気だから!ちゃんと食べられてるから!痛み止め飲みながら仕事もしてるから!と言いながら、母親に病気の事を伝える。

父親にも言うから代わってと言うと「私から言うから大丈夫」と言われる。

 

が、自宅に着くと父親から電話。

母親が泣いてしまってよくわからないから連絡したとのこと。

申し訳ない。

状況を伝えて、抗がん剤がんばれ!と言ってもらい電話を切った。

 

 

初めて聞く事ばかりだった。

何となく知ってる内容(脱毛とか免疫下がるとか)もあったけど、知らない事の方が多かった。

そもそも癌に種類があって、

抗がん剤に効く効かないがあるって知らなかった。

遺伝子検査とかすごいなぁ、、、

副作用の内容も初めて聞くことばかりだった。

 

とりあえず私は何もできることはなく、

毎週病院に行くしかないんだな、と思った。