2人に1人がなる病気に30代後半でなってしまった私のブログ

37歳結婚3年目でガンと診断されました。よく聞く病名なのによく知らない病気との付き合いや日々の思いをツラツラ書いています。

2020年4月2日の手術日から卵巣がん発覚まで

前の記事の生理。めちゃくちゃ軽い。痛み無し。量少ない。

とりあえず通院の時に医師に聞くことにした。

 

さて、件名の件。

そんなに大変な手術ではなく2時間程度とのこと。

 

手術の時間、予定より1時間ほど延びた。

理由は腫瘍が大きくて癒着もしていたからだそう。4センチほど切り、そこからググっと広げ、中の腫瘍の中身を吸引。

ある程度吸い取ったら引っ張って取る。

なんとなく素人でもイメージできる手術だったのだが、その中身が半端なかったらしい。

C T画像のものより大きくて重かったとのこと。その重さ11キロくらい。

よく抱えてたねと術後担当に言われる。

 

術前に、

一応腫瘍を病理検査に回します。万が一悪性ということも考えられますので。

なので、傷口の状態の確認も兼ねて、4月末に来てください

といわれる。

 

3週間近く待つのか、、と思いながらも納得。術後、発熱してしまった。仕事しなきゃと早々に復帰したのがダメだったなぁ。

このコロナ禍で、緊急事態宣言下で、、と

お腹切って臓器出すことの重大さ舐めてました。

 

さて、運命の日。

大学病院へ。

あまり待たされずに診察室に。

傷と摘出された卵巣の後を見てもらい、特に異常なし。発熱の件についても説明をし、とくに問題はないだろうと。

 

そこで、担当から伝えられる。

「しぶまんさん、病理検査の結果なんですが、、、悪性でした。癌でした。いやー、、、ホント手術前で見つけられなかったです。大きかったことと見つけづらい箇所だったこともあります。」

と告げられる。

 

ステージIaという初期ということ。

例え、先に悪性と分かっていても、大きさから言って摘出手術には変わりなかったと。

また、現時点で転移はなく、血液の腫瘍マーカーも平常値。

腫瘍マーカーでは悪性か良性かの判断はできないらしい)

そして、ガンの種類は粘液性ガン。

再発率は低く、3年で15%程度。

ただ、再発のリスクはあるので、今後経過観察する必要がある。

再発率が低いこと、コロナ禍で緊急以外の手術は難しいこと、なによりも体にさらにメスをいれ、問題のない臓器を取ることを考えると、

卵巣と子宮を再度摘出することは考えられない。

また、出産希望するなら尚更。ただ早めに。

ということを言われる。

 

マスク無かったら、、、

言われている最中、歯食いしばって、なるべく目は険しくないようにして

平静装ってたな。

 

卵巣がん専門の医師に担当変わるので、とりあえず待合室でと言われる。

そこでガンの詳細、そして今後の診察日とかを決めていくと。

待合室の椅子にドッと座ると涙がポロポロ落ちてきた。

不思議なくらいに自然に。

まず、夫に何て言おう。これがずっと頭の中をグルグルしてた。

ガンという病名の重さ、深刻さがズンとみぞおちあたりに響いていた。

親になんて言おう。次に思ったのがこれ。

親はたぶん泣くわ。

 

いや、でも待てよと

ちょっと落ち着いて考える。

今、がん細胞はない。平常値。経過観察してくれる。子どもも諦めなくていい。

命に別状があるわけじゃない。

とポジティブな材料を整理していく。

 

そんな中、担当医に呼ばれる。

言われた内容はほぼ言われたことだった。

とにかく、卵巣嚢腫で悪性は珍しく、その中でも粘液性ガンは珍しい方といわれた。

2〜3ヶ月に一度程度、診察に来てくださいとのこと。

とにかく一年はそのペースでと。

 

とりあえず夫に電話。仕事で出ず。

話したいことあるから折り返しお願いとLINEして、

親に電話。

とにかく大丈夫だから、経過観察してもらえるからと何度も言ったな。動揺はしてたけど、受け入れてたかな。

 

で、夫から連絡。

素直にガンだったらしいと伝える。

でも、転移とか無い、再発率も低いらしいと伝える。

あー、、あーーと聞いていたかな。

 

で、

親には言ったの?と。

言ったよ。

何だって?

とりあえず大丈夫だからを何度も言って伝えたよ、と。

大丈夫?

私は大丈夫だよ。仕事あんまり遅くならないでね。

と手短に電話を切る。

 

はぁーー。

私は卵巣癌か。

 

 

でも、再発率低いし。

全部摘出できてるし。

今は腫瘍マーカー平常値だし。

大丈夫大丈夫。

子ども、早くどうにかしないとなぁ、、、、、

 

あ、保険屋に電話しないと。がん保険おりるよね。

 

2020年4月末ではそんなこと考えてた。

動揺はしてたけど、ゆっくり立ち直っているのが分かった。

 

半年後再発するとは考えてなかったな。

本当、全く考えてなかった。