2人に1人がなる病気に30代後半でなってしまった私のブログ

37歳結婚3年目でガンと診断されました。よく聞く病名なのによく知らない病気との付き合いや日々の思いをツラツラ書いています。

2020年4月1日までのことその2

前回何も具体的なこと書いてないので、今日から4月1日まで書きます。


最初に、今思えばおかしいなと思ったのは2019年6月から7月にかけてだった。

ちょうど月曜断食を職場のアルバイトさんとやってる時期で、ちょうど痩せなくなってきた。

んー、おかしい。食べてないのに💦と思いながらも体が慣れてきたのかな?と思ってた。

もう一個おかしいと思ったのが、生理不順と不正出血だった。基礎体温はかって体温普通なのに何かいつもと違う血が出てきたり、周期が40日になったり。

37歳だしそういうことある?仕事忙しいときこんなことあったよね?とりあえずダイエットやめようと自己判断&自己判断。

その後生理もまぁふつうに戻り、ダイエットも辞めたことで体重も少し戻った。

そしたら、下っ腹が出てきた。


おいおい。断食やめたらコレかよ。

私、顔から肉がつくのにぃ。歳かな、お腹からついてきたー。やだなぁ。

そんな9月、アルバイトさんが私に言った。

「もしかして、妊娠した?」

「いやいや、してないですよぉ。ちょっとダイエットやめたらお腹出てきて…」


この時、卵巣肥大が始まっていたと後日(といっても翌年3月)医者に言われるのだが、ズボンきつい以外何も変化無しなので、まぁ、ふつうに過ごすわな。


10月〜12月、仕事で会う方にも妊娠疑惑をかけられる。こりゃ本格的にダイエットしようと炭水化物抜いたり、お菓子控えたりする。

そうすると少し食欲が減ってきた。

ヨシヨシ、ダイエット効果だ。その割には体重そこまで減らないなぁという日々を過ごす。

そして、下っ腹の膨らみが大きくなってる気がする。何で?とネットでこの頃から調べ始める(もちろんソコにも卵巣ガン始め婦人科系の病気の疑いもあっけど、まさかと思い無視してた)

年末年始の飲み会時期、酒のまわりがいつもより早くなる。脂っこいものが食べられなくなる。食べても気持ち悪くなる。

これも病院の検査で後日分かるのだが、卵巣が大きくなりすぎて胃を圧迫してたそうな。こえーって。

歳かな?と思っていると会う人会う人に顔やせた?と言われる。やった!と馬鹿みたいに喜ぶ時期がこの頃。


2月末から3月。いよいよ日本にもコロナ患者が増えてきたという時期。仕事で海外出張に。幸い渡航先はまだ陽性者、感染者共におらず。日本も今ほどじゃない(確か東京で50いってないくらいだったはず)。気をつけて行ってこようと先輩と出張へ。

滞在4日目(10日滞在予定)でシリアから来た人が陽性者になり、そこからポツポツと増え、日本と違い開発途上国ということもあり、ロックダウンがあちこちで。スケジュールめっちゃくちゃ。どうするよ?としている最中、腹部に激痛。もうそれは経験したことのない痛み。

差し込むわけでもない、胃腸が痛い(下痢とかの痛み)わけでもない。胃腸の少し上、表層部からグッと押されるような、特に振動とかで痛むので、動きたくない。

先輩にお腹を見せると先輩絶句。これは帰国したら病院行きなさい。何で気づかなかったの?と。

相当お腹が出てたみたい。

本人は毎日毎日それをみてるから気づかないけど、いきなり見た人は引くくらい出てたらしい。

これも手術前の検査で分かるのだが、ザックリラグビーボールくらい、左の卵巣が肥大してたそうな。書いてて引くわ。


ただ、ずっと痛いわけでもなく、ふつうに動けているので(病気だってわかってないからね)、その後もなんとかスケジュールをこなし、痛みにもそこそこ耐え、日本へ帰国。

帰国後は歩くのもシンドイくらいの痛み。次の休みで病院だなと思っていた帰国3日後、職場で本当どうしようもない痛みに襲われ、近所の胃腸科内科に電話。発熱がない事を確認してもらい、飛び込みで受診。

お腹が痛いんです、とお腹を見せた瞬間

「これは、触診できないね。何でここまで我慢してたの?」

「あー、、先週まで全然痛くなかったので」

「これ、大学病院行かなきゃだめだよ。何かは分からないけど、触って何かあったら困るから。もしかしたら手術とか必要かもね。とりあえず、今週検査するのと大学病院の胃腸科に紹介状書いて出すから、行ってください」的な事言われた。


おいおい。大事になってきたぞ。。。


この時3月9日。3月10日に超音波検査とCT検査を受ける。そこで3月16日に大学病院の紹介状を書いてもらう。

職場にはかくかくしかじかでちょっとお休みをーと伝え(もちろん何も問題なくさっさと行けとの指示)半休、全休もらい、10日を迎えた。


10日。とりあえず凄くデッカい何かがお腹全体にある事が判明(この時は大きすぎるので卵巣とは分からず。そもそも胃腸科だし)。

ただきれいな縦長まんまるなので(本当に水風船みたいに綺麗だった)、すぐに死に至るような病気では無いと思う。痛み止めをもらい(ただこの頃から痛みが無く本人も大病じゃなさそうと少し安心していた)、そのことも職場に伝え、16日を迎えた。


16日。念のため夫にも来てもらう。仕事休んでもらって申し訳ないけど、彼も数年前難病で検査&入院経験あるので、心強かった。長い待ち時間の後呼ばれてCTと超音波画像を見た初見と今後の検査計画を伝えられる。

まず、形がきれいで大きくなったものの顔つきも悪くない(悪性のものは禍々しくなるそうだ)ので、すぐに命に関わるような悪い病気ではないだろう。たぶん腹水ではなかろうか。

ただ、どんな腹水なのか分からないので、造影剤を使ったCTとMRIの撮影を行なって詳しい検査をします。

あと、年齢も年齢なので(37歳)婦人科の検診も受けてください。面倒かもしれませんが、決まりなのでお願いします。と。

ぶっちゃけ、面倒だなぁたらい回しだなぁと思った。

CTは19日、MRIは23日午前、婦人科は23日午後、検査結果と治療方針を決めるので25日にまた胃腸科へと言われる。


今思えば、婦人科のルーティンがあって良かった。


運命の日が刻々と迫るのだが、本人は仕事に穴あけまくり&待ち時間の長さに辟易としていた。